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ガラガラヘビに噛まれた少年の手がヤバいらしいので、毒性の強さを調べてみた [ウンチク]

ガラガラヘビに噛まれた少年の手がヤバいことになっているという投稿がツイッターで多く拡散されています。

ヘビに噛まれればそりゃーすごいことにもなるよ、とは思いますが、具体的にガラガラヘビの毒ってどれぐらい凄いのでしょうか?

ガラガラヘビの毒の強さはマムシの約100倍!?


ガラガラヘビと一言に言っても、どうやら何種類もガラガラヘビと呼ばれる蛇はいるようです。

あるアウトドア系サイトで詳しく書かれていたのですが、そのガラガラヘビの中でもモハベグリーンガラガラヘビという種類は、マムシの毒と比較して何と59倍もの毒性の強さがあるようです。
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トラフガラガラヘビという種の蛇の毒にいたっては、モハベグリーンガラガラヘビのものよりもさらに強く、なんとマムシの95倍にも相当する毒性を帯びているとのこと。四捨五入したら100倍ということになります。
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とんねるずがかつて歌っていたガラガラヘビがやってくるという歌の通りで、なかなか危険なヤツです。噛まれたらちょっとやそっとの騒ぎでは収まらないでしょう…。

ちなみに世界最強の毒蛇はインランドタイパンという、オーストラリアの中央部に生息する希少なコブラ科の蛇。マムシと比較するとなんと800倍(!)の強さの毒性があり、1匹の毒でマウス10万匹を殺すほどの毒を蓄えているのだとか…。

ところで何でガラガラと音が鳴るの?


ガラガラヘビはガラガラと鳴くわけではありません。ガラガラの音の発信源は、その尻尾にあります。

ガラガラヘビの尻尾の両側には鱗のようなものがついていて、それを左右に振ると音が鳴るという仕組みであるようです。以下に参考の動画を貼り付けます。



聞いた感じだと、ガラガラヘビというよりかはカラカラヘビですね。

ちなみに尻尾のカラクリは、年に数回の脱皮を繰り返すことによって、脱皮しても残った皮が重なってできるものだそうです。

ガラガラヘビって日本にいるの?


主な生息地は南北のアメリカ大陸であるようで、日本の自然には恐らく言えないと考えられます。

そうは言っても面倒を見きれなくなった飼い主が野に放つのでは?と思うかもしれませんが、輸入に関しても保健所や都道府県知事の許可が必要になるとのことで、そう簡単に飼育はできないようです。

ガラガラヘビってどんな奴?


ヘビはそもそも全般的に憶病な生き物のようで、ガラガラヘビもその例外ではありません。こちらから危害を加えるようなことをしない限りは割と大人しい生き物だそうです。で、他の生き物が近付いてきたときにはガラガラヘビ自身が怖いと感じ、威嚇する目的で尻尾をガラガラと鳴らすようです。

他にもなんとなくストレスを解消する目的でガラガラと尻尾を振っていることもあるそうなので、もしもガラガラヘビとうっかり出会ってしまったり、生息地域で謎のガラガラ音が聞こえてきたら、何もしないで去ることが一番です。

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エイプリルフールのマナーを最悪の事件から考える [ウンチク]

エイプリルフールでは嘘をついてよい時間が限定されているという説があります。また、エイプリルフールであったとしても、こういう嘘は避けた方が良いというものもありますので、今回はそのことについて記載してみたいと思います。

時間に制限があるのはイングランドだけ


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4月1日の午前中のみが嘘をついて良い時間帯だという説があります。しかしこれはイングランドに限った話であり、世界的には一日中、どの時間であっても嘘をついても大丈夫です。

午前中という限定された時間帯を起源とする説も、エイプリルフールのそもそもの発祥と同様に明らかではないようです。


エイプリルフールのマナー


毎年4月1日前後頃から、日本インターネットエイプリルフール協会という団体が活動をし始めています。そこが打ち出しているエイプリルフールのマナーによると、以下の項目が記載されています。

・すべての人が笑顔になるようなふるまいを
・ネタばらしはすぐに行いましょう
・その嘘が本当かどうか見分けのつかないままにするのはやめましょう
・混乱を招く恐れのある「震災」や「事故」に関する話題はやめましょう
・年に一度のエイプリルフールを気持ちよく過ごしましょう

以前に書いた玉石混淆の記事と同様に、昨今のインターネットだけに限らず、現代では情報が大量に流れてくるので、人が何が嘘で何が本当の情報であるかを見極めるためにはそれなりの労力を伴います。

なので、その嘘をずっと信じ続けることによってその人が不利益を被るようなことはあってはなりません。

その嘘が嘘であるのだと言われた側がすぐに、ないしはそんなに経たない内に気付くことができるような内容で、かつ嘘をつかれた側も笑いとして受け止めることが可能な範囲のジョークであったり、その嘘によって誰かが傷ついたり不快に思ったりしないかどうかを配慮することは、最低限、ジョークを言う側に求められるマナーになるでしょう。


最悪だったジョークの例


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びっくりすることに、2006年の調査によると、世界各国のエイプリルフールの嘘のうちの約32%が宇宙人にまつわる嘘だったようです。

2006年当時では、当然宇宙人なんてものの信憑性は全くないような時代なので、このときに関しては誰も信用する人もいない上、それによって実害を被る人がいないので、他愛もないジョークとして心地よく人々には受け入れられたようです。

しかし、1938年にアメリカで放送されたラジオ番組「宇宙戦争」では、巧みな番組構成により、本当に火星人が地球に攻め込んできたと人々を震撼させ、パニックを引き起こしたという説があります。

さらに、これを真似したエクアドルの国営放送局が、翌年の1939年に上記の火星人襲来をそっくりそのままラジオ番組で流したということがありました。

エクアドルの文化として、当時はエイプリルフールという日の認知度が10%程度だったとのことで、聴衆者がエイプリルフールのジョークに慣れていなかったこともあり、人々が恐怖に駆られて道路に飛び出し、街が大混乱に巻き込まれてしまいます。

慌ててこれが嘘であることを公表すると、今度は市民が怒って暴徒化して、ラジオ局や新聞社を襲撃し、建物までもが焼き払われたようです。

この暴動により、番組出演者6人を含む21人が殺害され、プロデューサーが逮捕されるなど、エイプリルフール史上の最悪な事件の1つとされてしまっています。


改めて考えるエイプリルフールのマナー


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まず第一に、人を不安にさせたり恐怖に陥れたりといった、ネガティブな面の感情を爆発させるようなジョークは、ジョークという域を逸脱しているということを嘘をつく側はしっかりと認識しておくべきでしょう。

また、人が何かを面白いと思うかどうかというのは、その人自身に依存する傾向があります。

例えばバラエティのお笑い番組にはコンビの相方をバカにするようなことを言って笑いを取るということは日常茶飯事ではあり、そこが面白くてお笑いを見るという人は大変多くいます。

しかし、このやり取りを子どもが真似していじめを助長するからといってPTAから苦情の連絡が来るといったことはよく聞く話です。つまりPTAにとっては、仕掛ける側が面白いと思ってやっていることが不快でたまらないというわけです。

火星人襲来の嘘にしたって、仕掛ける側は面白いと思って実行していたはずです。しかしそれが人々の怒りや不安を爆発させ、死者が出るまでに至ってしまっています。

このことから学ぶに、まずエイプリルフールとはいえ、嘘をつくときには不特定多数を相手取った形で行ってはならないということです。

また、嘘をつく対象が嘘に耐えられる人間性を持ち合わせているかどうかや、その嘘によって怒りや不安といった感情が湧きあがらないかどうかを見極め、受け手が受け入れられる範囲の嘘をつくことがマナーだと言えるでしょう。

何気なく冗談だと思って言ったことが原因で、二者間・三者間の関係がこじれるというのはよく聞く話です。こういったことがあるからこそ、エイプリルフールだからと言っても、節度のある嘘をつくという姿勢が、嘘をつく側に求められてくるはずです。

エイプリルフールの起源はフランス説が有力? [ウンチク]

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エイプリルフールがそろそろ近いので、これにまつわるアレコレを調べてみました。

そもそもの語源や起源って何?


エイプリル(April)は4月です。フール(Fool)はバカ、愚者とかそんな意味です。なぜに4月バカみたいな言葉が出来上がって、広く定着しているのでしょうか?

Wikiによると、エイプリルフールの起源は「全く不明である」とのこと…。どこからこの習慣が始まったかも分からないそうです。

ただ、有力とされる起源説は何個かあるようです。そのうちの1つが、1554年のフランス・シャルル9世が1月1日を新年とする歴を採用したときのことです。

フランスのシャルル9世の説


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それまではヨーロッパでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していましたが、新しい新年の歴が採用されたことにより、4月1日を「嘘の新年」として騒動を起こしました。

具体的には、古い歴法に基づいた4月1日、すなわち「嘘の新年」を祝い続けた人たちに対して、紙で作った魚をこっそり背中に張り付けるといういたずらをして騒いでいたようです。ちなみにこの紙の魚はポワソン・ダヴリル(poisson d'Avril)という名称で、「4月の魚」と呼ばれています。

新しい歴法に従わない人々に対してシャルル9世は憤慨し、街で「嘘の新年」を祝っていた人々を逮捕し、次々に処刑をしていきました。処刑された人の中には13歳だった少女までもが含まれていたとのことなので、老若男女問わず、新しい歴に従わない人々を罰していったということが考えられます。

フランスの人々はこの事件に非常にショックを受け、フランス王への抗議と、この事件を忘れないために、その後も毎年4月1日になると盛大に「嘘の新年」を祝うようになっていきました。

殺された13歳の少女に哀悼の意を示し、1564年から13年後とに「嘘の嘘の新年」を祝い、その日は1日中、全く嘘を着いてはいけないという風習も生まれたとのことです。


これがエイプリルフールの起源であると言われています。ただ、この説に関しても確証がないことから、仮説の域を出ていないというのが実のところになります。

ポワソン・ダヴリルについて


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4月1日ごろになると洋菓子屋さんとかでポワソン・ダヴリルというお菓子を見かけることがあります。これも上述の通りで、エイプリルフールに由来している食べ物です。

そもそもなぜ、紙の魚を貼り付けようと考えたのかというところですが、これにもいくつか理由があります。

ポワソン・ダヴリルはサバ説


サバはあまり賢い魚ではなく、4月になると簡単に釣ることができるようです。このことから貼り付けられた人を愚かな人間(=Fool)として見世物にしようとしたという話があります。

また、サバ(=maquereau、マクロー)には誘拐者や、俗語で「淫売宿の主人」「ひも」といった意味合いがあり、それらの人々が騙す行為をよくすることからサバを貼り付けたとのことです。

フランス語の人を罵倒する表現


フランス語で「腐った魚のように罵る」という表現があります。このことからもフランスでは、魚=低く見下げた表現であることが伺えます。

「玉石混交」って言葉の意味や由来って何?混淆じゃないの? [ウンチク]

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最近のニュースで「玉石混交(ぎょくせきこんこう)」ってワードが出てきました。意味的には「良いものと悪いものが区別なく入り混じっていること」の例えのようなのですが、よく聞くワードである割に語源について知らなかったので調べてみました。

意味をもうちょっと詳しく


「玉」というと何となく宝とかそんなイメージを持ちますが、「玉」は賢者を意味することがあるそうです。また、対になっている「石」は患者の意味があるとのこと。

元々は中国の東晋の葛洪(かつこう)という道教研究者の著書である「抱朴子(ほうぼくし)」という著書に、「近頃は賢人が現れず、詩や腑(ふ、詩歌の一種)などの浅薄な小文字を人々が好き好み、深く美しく幅広い諸氏の書を軽蔑する。真と偽が逆になり、玉と石が入り混じって大変嘆かわしい」と批判したことから由来していると言われています。

恐らくこの時代によりカジュアルな詩歌が大衆受けをし始め、先人が残した論語とかそういった人の道を説くような教えに対してはかったるさを人々が覚え始めたのでしょう。そんな人々のチャラい感じにうんざりして、葛洪は「玉と石が入れ替わっちゃってるじゃん!けしからん!」と嘆いたということなのでしょう。

なので、何が良くて何が悪いかが不明確な状態とか、そういった状況のことを指し示す例えの言葉だったのかと考えられます。


玉石混淆?


「こんこう」を「混交」と書くイメージが強いですが、上述の通りで中国から伝わった言葉のようなので、どちらかというと「混淆」と書いた方が正しそうです。まぁ「混交」って書いてもバツを付ける先生もそうはいないと思いますが…。

ちなみにも何も、「玉石混合」とか「玉石金剛」は明らかに間違いなので、学生諸君は注意しましょう。

現在使われる玉石混淆


よく使われる場面としては、インターネット上に存在するコンテンツの質のことについて、玉石混淆であると表現されたりします。

要するに、信憑性の高い情報もあれば、そうとは言い切れないような情報があるということです。

2ちゃんねるの立ち上げで有名なひろゆき氏も、何が本当で何が嘘かを見極める力がなければインターネットを使いこなすことは難しいといった発言をしていたことがありますが、こうした背景からこの言葉が出てきたと言って良いでしょう。
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3月3日のひな祭りって何する日?桃の節句って何? [ウンチク]

3月3日のひな祭りの日が近づいています。ところで男女問わず、ひな祭りって一体何をする日なのか、どういう日なのかをご存じの方ってそう多くはないのでしょうか?

そんな方々のために気になるひな祭りの日のアレコレについてちょっと調べてみました。まぁ調べたのは他でもなく私が全然知らなかったからなのですけどね…。


ひな祭りの起源はよく分かっていない


おいおいちゃんと調べてこいよとお思いの方はスミマセン。しかしどうやらひな祭りがいつ頃から始まったのかは歴史的に判然としていないとのこと。

古い記録によると平安時代の京都(794~1185年頃)では、すでに平安貴族の遊びごととしてひな祭りが行われていたという記録があるそうです。このときには紙で作った人形を流す「流し雛」という行為があり、これをすることによってその子の身に降りかかる災厄が流されていくことを祈願していたそうです。

平安時代は当然今と比べて文化も発達しておらず、飢饉(ききん)やペストなどの疫病といった災厄も少なくはなかったようで、そうした災厄については悪霊が原因であるとも本気で考えていたような時代です。

加えて陰陽師(おんみょうじ)という祈祷師がそうした災厄を防ぐ術を心得ていると信じられていた時代でもあり、いわゆる式神を模倣して我が子の身代わりを作り、災厄を逃れようとしていたことが想像できます。

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それでは桃の節句とは?


ひな祭りの日を「桃の節句」とも言います。これについては旧暦の上巳(4月上旬)は桃の花が満開になる時期だからという説があります。

また、上述の陰陽師は中国から由来することもあり、中国では災厄等を避けるための神聖な果物として桃を食べていたことからも、その子が健康に育つように意味が込められていたものとも考えられそうです。

なんか縁起を担いでばかりですが、何の行事を切ってみても昔は健康や平和を願うときにはこうした縁起物を大事にしていたことがよくあるので、このひな祭りに関しても例外ではないというわけです。

お供え物にすら意味があったりする


ひな祭りの代表的なお供え物と言えば桃の花、白酒、草餅、菱餅、ハマグリの5つです。それぞれ以下の意味があるようです。

桃の花:厄除け(上述の桃の意味するところが強い)
白酒:浄化、邪気払い
草餅:ヨモギによる邪気払い
菱餅:ピンク、白、緑で構成。上記3点と同じ意味合いを持つ。
ハマグリ:女性の貞節を守る祈願

とにかく健康に清廉に、といったことを祈ったのでしょう。


派手になっていった雛人形


江戸時代の初期には男女一対の内裏雛(だいりびな)を飾るだけだったようですが、これが段々と派手さを増していって、いわゆる皆さんが髣髴するような雛人形セットができあがっていったようです。

ちなみにこの男女一対の内裏雛は、それぞれ親王(しんのう、最高位の皇子)と親王妃を表すようで、その証拠と言わんばかりに立纓(たちえい)と呼ばれる天皇のみに許される冠をかぶっていることが多いのだそうです。

天皇がいれば仕える者もいるよね?ってことでどんどんとトッピングを重ねてサーティーワンアイスクリームみたいになっていった結果が今のひな人形のようです。



ということで、ひな祭りには女の子の健康や美しさを願う日になります。こんな時代なので雛人形を飾っておけるようなご家庭はそう多くはないと思いますが、この日には娘さんがいるご家庭では昔に倣って健康を祈願してみてはいかがでしょうか?

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