3月3日のひな祭りって何する日?桃の節句って何? [ウンチク]
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3月3日のひな祭りの日が近づいています。ところで男女問わず、ひな祭りって一体何をする日なのか、どういう日なのかをご存じの方ってそう多くはないのでしょうか?
そんな方々のために気になるひな祭りの日のアレコレについてちょっと調べてみました。まぁ調べたのは他でもなく私が全然知らなかったからなのですけどね…。
おいおいちゃんと調べてこいよとお思いの方はスミマセン。しかしどうやらひな祭りがいつ頃から始まったのかは歴史的に判然としていないとのこと。
古い記録によると平安時代の京都(794~1185年頃)では、すでに平安貴族の遊びごととしてひな祭りが行われていたという記録があるそうです。このときには紙で作った人形を流す「流し雛」という行為があり、これをすることによってその子の身に降りかかる災厄が流されていくことを祈願していたそうです。
平安時代は当然今と比べて文化も発達しておらず、飢饉(ききん)やペストなどの疫病といった災厄も少なくはなかったようで、そうした災厄については悪霊が原因であるとも本気で考えていたような時代です。
加えて陰陽師(おんみょうじ)という祈祷師がそうした災厄を防ぐ術を心得ていると信じられていた時代でもあり、いわゆる式神を模倣して我が子の身代わりを作り、災厄を逃れようとしていたことが想像できます。
ひな祭りの日を「桃の節句」とも言います。これについては旧暦の上巳(4月上旬)は桃の花が満開になる時期だからという説があります。
また、上述の陰陽師は中国から由来することもあり、中国では災厄等を避けるための神聖な果物として桃を食べていたことからも、その子が健康に育つように意味が込められていたものとも考えられそうです。
なんか縁起を担いでばかりですが、何の行事を切ってみても昔は健康や平和を願うときにはこうした縁起物を大事にしていたことがよくあるので、このひな祭りに関しても例外ではないというわけです。
ひな祭りの代表的なお供え物と言えば桃の花、白酒、草餅、菱餅、ハマグリの5つです。それぞれ以下の意味があるようです。
桃の花:厄除け(上述の桃の意味するところが強い)
白酒:浄化、邪気払い
草餅:ヨモギによる邪気払い
菱餅:ピンク、白、緑で構成。上記3点と同じ意味合いを持つ。
ハマグリ:女性の貞節を守る祈願
とにかく健康に清廉に、といったことを祈ったのでしょう。
江戸時代の初期には男女一対の内裏雛(だいりびな)を飾るだけだったようですが、これが段々と派手さを増していって、いわゆる皆さんが髣髴するような雛人形セットができあがっていったようです。
ちなみにこの男女一対の内裏雛は、それぞれ親王(しんのう、最高位の皇子)と親王妃を表すようで、その証拠と言わんばかりに立纓(たちえい)と呼ばれる天皇のみに許される冠をかぶっていることが多いのだそうです。
天皇がいれば仕える者もいるよね?ってことでどんどんとトッピングを重ねてサーティーワンアイスクリームみたいになっていった結果が今のひな人形のようです。
ということで、ひな祭りには女の子の健康や美しさを願う日になります。こんな時代なので雛人形を飾っておけるようなご家庭はそう多くはないと思いますが、この日には娘さんがいるご家庭では昔に倣って健康を祈願してみてはいかがでしょうか?
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3月3日のひな祭りの日が近づいています。ところで男女問わず、ひな祭りって一体何をする日なのか、どういう日なのかをご存じの方ってそう多くはないのでしょうか?
そんな方々のために気になるひな祭りの日のアレコレについてちょっと調べてみました。まぁ調べたのは他でもなく私が全然知らなかったからなのですけどね…。
ひな祭りの起源はよく分かっていない
おいおいちゃんと調べてこいよとお思いの方はスミマセン。しかしどうやらひな祭りがいつ頃から始まったのかは歴史的に判然としていないとのこと。
古い記録によると平安時代の京都(794~1185年頃)では、すでに平安貴族の遊びごととしてひな祭りが行われていたという記録があるそうです。このときには紙で作った人形を流す「流し雛」という行為があり、これをすることによってその子の身に降りかかる災厄が流されていくことを祈願していたそうです。
平安時代は当然今と比べて文化も発達しておらず、飢饉(ききん)やペストなどの疫病といった災厄も少なくはなかったようで、そうした災厄については悪霊が原因であるとも本気で考えていたような時代です。
加えて陰陽師(おんみょうじ)という祈祷師がそうした災厄を防ぐ術を心得ていると信じられていた時代でもあり、いわゆる式神を模倣して我が子の身代わりを作り、災厄を逃れようとしていたことが想像できます。
それでは桃の節句とは?
ひな祭りの日を「桃の節句」とも言います。これについては旧暦の上巳(4月上旬)は桃の花が満開になる時期だからという説があります。
また、上述の陰陽師は中国から由来することもあり、中国では災厄等を避けるための神聖な果物として桃を食べていたことからも、その子が健康に育つように意味が込められていたものとも考えられそうです。
なんか縁起を担いでばかりですが、何の行事を切ってみても昔は健康や平和を願うときにはこうした縁起物を大事にしていたことがよくあるので、このひな祭りに関しても例外ではないというわけです。
お供え物にすら意味があったりする
ひな祭りの代表的なお供え物と言えば桃の花、白酒、草餅、菱餅、ハマグリの5つです。それぞれ以下の意味があるようです。
桃の花:厄除け(上述の桃の意味するところが強い)
白酒:浄化、邪気払い
草餅:ヨモギによる邪気払い
菱餅:ピンク、白、緑で構成。上記3点と同じ意味合いを持つ。
ハマグリ:女性の貞節を守る祈願
とにかく健康に清廉に、といったことを祈ったのでしょう。
派手になっていった雛人形
江戸時代の初期には男女一対の内裏雛(だいりびな)を飾るだけだったようですが、これが段々と派手さを増していって、いわゆる皆さんが髣髴するような雛人形セットができあがっていったようです。
ちなみにこの男女一対の内裏雛は、それぞれ親王(しんのう、最高位の皇子)と親王妃を表すようで、その証拠と言わんばかりに立纓(たちえい)と呼ばれる天皇のみに許される冠をかぶっていることが多いのだそうです。
天皇がいれば仕える者もいるよね?ってことでどんどんとトッピングを重ねてサーティーワンアイスクリームみたいになっていった結果が今のひな人形のようです。
ということで、ひな祭りには女の子の健康や美しさを願う日になります。こんな時代なので雛人形を飾っておけるようなご家庭はそう多くはないと思いますが、この日には娘さんがいるご家庭では昔に倣って健康を祈願してみてはいかがでしょうか?
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