痔ろうの種類や症状をまとめてみました [病気]
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一言に痔と言っても種類があります。ストレスや生活習慣など、原因になる要素は様々ではありますが、痔は正直ちょっとお医者さんに相談のしづらい病気の1つです。
なので今回は痔のそれぞれの症状について見ていきましょう。
これはいわゆるイボ痔です。肛門内の静脈がたくさん集まった部分に、うっ血、つまり血液がたくさんたまって膨らんだ状態が痔核です。
歯状線（しじょうせん）という、肛門から約2cm奥にある直腸粘膜との境界部分の膜のような部分より内側にできる痔は内痔核（ないじかく）と言います。
最も多く見られる痔の症状で、便秘、排便時の強いいきみ、長時間同じ姿勢を取る、妊娠や出産等が原因で発症しやすくなります。
痛みがほとんどなく、排便時に出血したり、肛門から脱出して、その特有の異物感から気が付く場合が多いようです。
症状が浅い段階では排便すれば再度、歯状線の内側にイボの部分は戻りますが、進行すると常にイボが外に出ている状態になり、指で押さなければ戻らなくなり、最終的には押しても歯状線の内側に戻らなくなってしまいます。
一方で、歯状線の外側にできるイボ痔が血栓性外痔核（けっせんせいがいじかく）です。肛門の外側に血豆ができた状態になります。
便秘や下痢、アルコールや辛いものの摂取のし過ぎ、長時間歩きまわることや座りっぱなしが多いこと、冷えやストレス、スポーツで肛門部に負担がかかった等の様々なことから起因して発症します。
何気ない生活習慣が原因になり得るので、元々痔の気がない人でも突然発症することがあります。
また、歯状線外部のむき出しの肌の部分にできるイボになるので、出血自体は少ない一方、激しい痛みを伴う病気になります。
肛門の皮膚が切れたり裂けた状態で、よく切れ痔と呼ばれる症状になります。
硬い便を無理に出そうとすることや、便秘などによって切れることが多いだけではなく、慢性的な下痢による炎症として発症するケースもあります。
症状としては排便時に激しい痛みや出血が伴います。
裂肛を繰り返すと裂け目が深くなり、そこに細菌がたまりやすくなって炎症が起き、潰瘍やポリープができて肛門自体が狭くなる肛門狭窄（こうもんきょうさく）になることがあります。
「穴痔」とも呼ばれるちょっと聞きなれない痔の一種です。
歯状線にあるくぼみに大腸菌などが感染すると炎症が起こり、化膿して膿がたまる肛門周囲膿瘍（こうもんしゅういのうよう）と呼ばれる段階になります。
この状態が繰り返されることによって、細菌の入り口と膿が皮膚を破って流れ出る部分まで、一本のトンネルができたかのように貫通した痔瘻と呼ばれる状態に発展します。
下痢やストレスによる免疫力の低下が原因になることが多く、肛門括約筋の強い男性に症例が多い傾向があるようです。
肛門周囲膿瘍の段階では肛門周囲の皮膚が腫れて痛みを伴い、熱が出ることもあります。痔瘻まで症状が進行してしまうと、膿が出て下着が汚れるなど、視覚的にも分かるようになってきます。
なお、痔瘻の治療は手術を要しますので、早めの段階で医者と相談することが望ましいと言えます。
痔の中でも比較的症状が軽い切れ痔（裂肛）は自然治癒で治ることもありますが、排便のたびに皮膚が収縮して、治りかけていたものが再度切開するという可能性もあります。
また肛門の付近は当然雑菌も多く潜んでいますので、何度も傷つくことによって患部に肛門潰瘍ができてしまう可能性もあります。
肛門潰瘍までできてしまうと、肛門の周りにある肛門括約筋が傷ついて痙攣（けいれん）しやすくなります。すると、肛門が狭くなってしまう「肛門狭窄（こうもんきょうさく）」を発症してしまい、さらに便が出づらくなります。
こうなると細い便しかでなくなり、痛みも激しくなるため、肛門を広げる外科手術が必要となってきます。どんな痔でも症状が長引いている場合は、早めに病院に行った方が良いと言えるでしょう。
よく便に血が付いていることにより、内臓からの出血を疑って不安になる人がいますが、内臓から出血している場合の血は黒っぽいことに対し、痔で伴う出血は肛門のすぐ付近から出血している血になるので、鮮血であるという特徴があります。
ただ、どのような色が鮮血でどのような色が黒っぽいかというところは医療関係者に直接診断をしてもらってジャッジをしてもらうことに越したことはありません。気になるようでしたらすぐに病院へ行きましょう。
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一言に痔と言っても種類があります。ストレスや生活習慣など、原因になる要素は様々ではありますが、痔は正直ちょっとお医者さんに相談のしづらい病気の1つです。
なので今回は痔のそれぞれの症状について見ていきましょう。
痔核（じかく）
これはいわゆるイボ痔です。肛門内の静脈がたくさん集まった部分に、うっ血、つまり血液がたくさんたまって膨らんだ状態が痔核です。
歯状線（しじょうせん）という、肛門から約2cm奥にある直腸粘膜との境界部分の膜のような部分より内側にできる痔は内痔核（ないじかく）と言います。
最も多く見られる痔の症状で、便秘、排便時の強いいきみ、長時間同じ姿勢を取る、妊娠や出産等が原因で発症しやすくなります。
痛みがほとんどなく、排便時に出血したり、肛門から脱出して、その特有の異物感から気が付く場合が多いようです。
症状が浅い段階では排便すれば再度、歯状線の内側にイボの部分は戻りますが、進行すると常にイボが外に出ている状態になり、指で押さなければ戻らなくなり、最終的には押しても歯状線の内側に戻らなくなってしまいます。
一方で、歯状線の外側にできるイボ痔が血栓性外痔核（けっせんせいがいじかく）です。肛門の外側に血豆ができた状態になります。
便秘や下痢、アルコールや辛いものの摂取のし過ぎ、長時間歩きまわることや座りっぱなしが多いこと、冷えやストレス、スポーツで肛門部に負担がかかった等の様々なことから起因して発症します。
何気ない生活習慣が原因になり得るので、元々痔の気がない人でも突然発症することがあります。
また、歯状線外部のむき出しの肌の部分にできるイボになるので、出血自体は少ない一方、激しい痛みを伴う病気になります。
裂肛（れっこう）
肛門の皮膚が切れたり裂けた状態で、よく切れ痔と呼ばれる症状になります。
硬い便を無理に出そうとすることや、便秘などによって切れることが多いだけではなく、慢性的な下痢による炎症として発症するケースもあります。
症状としては排便時に激しい痛みや出血が伴います。
裂肛を繰り返すと裂け目が深くなり、そこに細菌がたまりやすくなって炎症が起き、潰瘍やポリープができて肛門自体が狭くなる肛門狭窄（こうもんきょうさく）になることがあります。
痔瘻（じろう）
「穴痔」とも呼ばれるちょっと聞きなれない痔の一種です。
歯状線にあるくぼみに大腸菌などが感染すると炎症が起こり、化膿して膿がたまる肛門周囲膿瘍（こうもんしゅういのうよう）と呼ばれる段階になります。
この状態が繰り返されることによって、細菌の入り口と膿が皮膚を破って流れ出る部分まで、一本のトンネルができたかのように貫通した痔瘻と呼ばれる状態に発展します。
下痢やストレスによる免疫力の低下が原因になることが多く、肛門括約筋の強い男性に症例が多い傾向があるようです。
肛門周囲膿瘍の段階では肛門周囲の皮膚が腫れて痛みを伴い、熱が出ることもあります。痔瘻まで症状が進行してしまうと、膿が出て下着が汚れるなど、視覚的にも分かるようになってきます。
なお、痔瘻の治療は手術を要しますので、早めの段階で医者と相談することが望ましいと言えます。
自然治癒でOK？
痔の中でも比較的症状が軽い切れ痔（裂肛）は自然治癒で治ることもありますが、排便のたびに皮膚が収縮して、治りかけていたものが再度切開するという可能性もあります。
また肛門の付近は当然雑菌も多く潜んでいますので、何度も傷つくことによって患部に肛門潰瘍ができてしまう可能性もあります。
肛門潰瘍までできてしまうと、肛門の周りにある肛門括約筋が傷ついて痙攣（けいれん）しやすくなります。すると、肛門が狭くなってしまう「肛門狭窄（こうもんきょうさく）」を発症してしまい、さらに便が出づらくなります。
こうなると細い便しかでなくなり、痛みも激しくなるため、肛門を広げる外科手術が必要となってきます。どんな痔でも症状が長引いている場合は、早めに病院に行った方が良いと言えるでしょう。
この出血は痔？それとも内臓？
よく便に血が付いていることにより、内臓からの出血を疑って不安になる人がいますが、内臓から出血している場合の血は黒っぽいことに対し、痔で伴う出血は肛門のすぐ付近から出血している血になるので、鮮血であるという特徴があります。
ただ、どのような色が鮮血でどのような色が黒っぽいかというところは医療関係者に直接診断をしてもらってジャッジをしてもらうことに越したことはありません。気になるようでしたらすぐに病院へ行きましょう。
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