SSブログ

花粉症対策の救世主となるか?舌下免疫療法のアレコレ [花粉症]

スポンサードリンク




舌下免疫療法3.jpg

花粉症の治療として、舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)というものが最近よくTVで出てきます。このブログでは何度も書いていますが、私自身がスーパーヘビー級な花粉症患者なので、今回はこの舌下免疫療法について興味を持って調べてみたいと思います。

舌下免疫療法とは


舌下免疫療法とは、その名の通りで舌の下に何かをするわけなのですが、具体的には少量のスギ花粉エキスを垂らすということをします。この療法がとても効果が高いらしく、20年以上花粉で苦しんだ方の症状の劇的な改善が見られたりといった結果が報告されているようです。

今まではこの療法が保険適用外だったので、個人の負担する医療費が高いことからか、あまり注目度も高くはなかったので、この療法の名前すら聞いたことがないという人の方が大半なのではないかと思います。

これが2014年6月から特定の医療機関による保険適用の処方が開始されるため、最近ではTVや新聞でも話題としてよく出るようになったという次第です。長年苦しんでいた花粉症とついに決別できる手段が出てきた!!という期待で注目を浴びているというわけです。

舌下免疫療法でやること


images.jpg
ただ、治療の内容を見ると、さすがに誰でもお手軽に簡単にすぐにできる内容とは程遠いというのが現実です。気になる治療内容を見てみましょう。

・花粉エキスを舌の下に垂らす
・約2分ほど飲まずに浸した状態を維持する
・そのまま飲み込む
・5分ほどうがいをする
・その後は飲食と激しい運動は避ける
・これを最低2年は続ける

そうです、最低でも症状の改善までに2年はかかるようなのです。やることは簡単ではあるかもしれませんが、2年も続けなければならないのは、並大抵の忍耐力では実現できません。

体に入れているものも花粉エキスであり、一週間でも服用をやめてしまうと、それまでの治療期間が振り出しに戻ったり、中途半端な治療をすると却って症状が悪化する場合もあるようです。なので、ここが一つのボトルネックと言えます。それなり以上の覚悟がなければやめておいた方が良いでしょう。

舌下免疫療法には向き・不向きがある


E3839BE383B3E3839EE381A7E381A3E3818BTVE380803E69C8812E697A5E38080E88AB1E7B289E79787.jpg
さらに症状によっては向き不向きがあるようです。たとえば原因物質に関係がなく、様々な刺激で症状が出る鼻過敏症や通年性のアレルギー性鼻炎の人には、スギ花粉症の舌下免疫療法は向かないとのこと。なので、やる前に自分やお子さんの症状が何であるのかは断定しておく必要があります。

ただ、これまでに処方されてきた薬では症状の軽減などの改善が見られなかった人に対しても、この舌下免疫療法は効果が見込めそうで、臨床研究では7〜8割ほどの人の症状が全く出なくなるか、大幅に改善しているという結果が出ています。

なので、この舌下免疫療法は決してマユツバな療法ではないということです。苦労に十分見合った結果が得られる可能性は否定できないどころか、かなり期待できるというわけです。

花粉症の辛さは何通りかあり、その中の一つに「薬を飲むと眠くなる」というものがあります。以前の記事にも書いたように、これは薬の中に含まれる抗ヒスタミン剤の副作用な訳ですが、こうした抗ヒスタミンにも頼らない方法であるため、舌下免疫療法で回復した暁には、眠くなることからも免れることができます。



以上が調べた内容です。

花粉症の身の上の視点から見れば、辛そうなのと魅力的なのと半々ぐらいの舌下免疫療法ですが、私よりも症状がキツい人や、湿疹等でかゆみが我慢できない方には朗報であると言えそうです。これまでの症状が完治する可能性すら見込めるとのことなので、花粉症でお悩みの方は1度舌下免疫療法にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


スポンサードリンク



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。